How do you determine if the patient is a candidate for All-on-4? All-on-4が適応であるかを判断するには?
All-on-4は無歯顎もしくは口腔内の状態が悪いため近い将来無歯顎になる可能性が高い方へ行う治療です。All-on-4を行うためには残存歯を全て抜歯する必要があるため、All-on-4治療が適応であるかを慎重に診断しなければなりません。患者さんがAll-on-4の適応かどうかを判断し、治療計画を立てるうえで、既往歴はもちろん、顎骨の骨量、切端の位置、スマイルライン、軟組織と硬組織のバランス、咬合状態を様々な資料を用いて把握しなければなりません (Bedrossian E. et al 2008)。さらに外科処置だけではなく、手術後の補綴治療を見据えた診断とプランニングを行わなければならないため、術者には総合的な診断力が求められます。さらにザイゴマインプラントを使用するとなれば、難易度はさらに上がります。
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ある調査によると、日本の人口のおよそ20%が欠損歯を有し、特に高齢者の方で残存歯がほとんどないという調査結果があります。(Supplements to GBD 2016 Disease and Injury Incidence and Prevalence Collaborators, Lancet 2017より)。また、今後日本だけではなく、世界で高齢化が急速に進展するとも言われており、All-on-4、そしてザイゴマインプラントは多様化する患者さんのニーズに応えるため重要な選択肢の一つとなることが考えられます。