術後薬物療法として、オメプラゾール20 mg(Kern Pharma, Madrid, Spain)を1日1回20日間、Augmentin 875/125 mg(GSK, GlaxoSmithKline, Brentford, U.K.)を8時間毎に1回15日間、Deflazacort 30 mg(Laboratorios Menarini S.A., Naples, Italy)を1日2回5日間、Dexketoprofen 25 mg(Laboratorios Menarini S.A., Naples, Italy)を8時間毎に1回5日間、Metamizole 575 mg(Laboratorio Stada S.L., Barcelona, Spain)を8時間毎に1回3日間投与した。
さらに、オキシメタゾリン 0.5 mg/ml 点鼻スプレーを片側鼻腔に1日3回3日間、フルチカゾンフランカルボン酸エステルを1日2噴霧15日間、ならびに生理食塩水(GSK, GlaxoSmithKline, Brentford, U.K.)による鼻腔洗浄を併用した。
― アウトカム評価項目(Outcome measures)
主要評価項目は、両群間におけるインプラント周囲軟組織厚の差とした。これは、インプラントプラットフォーム頬側の3か所における測定値の平均を、歯周プローブ(HH12 periodontal probe, Deppeler SA)を用いて記録することにより算出した。
副次評価項目は以下のとおりである。
疼痛はVisual Analog Scale(VAS)を用いて評価し、腫脹はAmin & Laskin法、血腫はGutiérrez y Wuesthoff法に従って評価した。副鼻腔炎はHwang質問票を用いて評価し、インプラント生存率はAparicioの成功基準に従って判定した。
すべての評価項目は、訓練を受けた独立した非盲検評価者(S.B.R)により測定された(Fig. 2)。
― サンプルサイズ、無作為化手順および統計解析(Sample size, randomized sequence, and statistical analysis)
本研究はパイロットスタディであるため、サンプルサイズの算出は行わず、7名の患者を登録した。したがって、合計28本のザイゴマインプラントを統計単位として解析対象とした。
被験者の無作為化は、Matlab 28b(MathWorks, Natick, Massachusetts, USA)を用いた単純無作為化法により実施した。統計解析としては、記述統計を中央値・分散および百分率を用いて行った。さらに、Shapiro–Wilk検定を用いてデータの正規性を評価し、仮説検定にはノンパラメトリック検定であるWilcoxon検定を用いた。