前方インプラント(3.5×10 mm)は側切歯と犬歯の間に埋入し、後方インプラント(4.3×10 mm)は第二小臼歯と第一大臼歯の間に埋入した。ザイゴマインプラントの長さは、歯槽頂から頬骨の頬骨点までの距離に基づいて決定した。ザイゴマインプラントは、歯槽頂線に沿って小臼歯部および大臼歯部において歯冠側端が位置し、インプラント先端が頬骨内に埋入されるように配置した。第7モデルでは、さらに2本のザイゴマインプラントを追加し、側切歯および犬歯部から頬骨へ延長するように埋入した。これらのインプラントは、サイナススロットテクニックに従い、上顎洞外側壁に沿って走行するよう設置した。
皮質骨、海綿骨、補綴構造およびインプラントは、それぞれの正確な形態を反映するようモデル内に配置した。モデリング工程は、Rhinoceros 4.0およびVRMesh(VirtualGrid Inc., Bellevue, WA, USA)を用いて、各モデルを三次元空間内の適切な座標に配置することで完了した。
その後、解析のために各モデルを.stl形式でAlgor Fempro(ALGOR, Inc., 150 Beta Drive, Pittsburgh, PA, USA)へ転送した。
メッシング工程においては、可能な限り10節点のブリック要素を用いてモデルを構築した。構造物中心付近の領域では、節点数の少ない要素も併用した。解析を容易にするため、モデル内の縦方向で狭小な領域については線要素を除去し、規則的な形状に調整した。メッシュサイズおよび要素数の妥当性を担保するため、許容誤差5%のメッシュ収束試験を実施した。すべてのモデルにおける要素数および節点数はTable 1に示す。